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ランディ様の秘密!!

「・・・ふ〜ん★ 中々楽しそうなことしてるじゃない?」
「うわあっ!」
いきなり聞こえた声の主の出現に、ランディは思いっきり飛び上がった。
「───あ〜ら? そんなに驚くことのほどでもないでしょ?」
昼間から太陽のようにまばゆい宝石をたくさん身につけ、また、その宝石に負けないぐらいの化粧をほどこした
極楽鳥と言われる夢の守護聖だった。
「あああ・・・ああの・・・オ、オリ・・・」
「なんだ?」
「ど、ど、どう・・・して、その・・・」
「んっふっふ♪ 私がアンタの忘れ物を届けに、アンタの私邸に来てはいけなのぉ〜?
 ちゃんと部屋に入る前にノックはしたんだけどねぇ★」
「う゛」
ずいっとせまってくるオリヴィエに思わず後ずさりするランディ。
オリヴィエはにやにやと意地悪そうな笑みを浮かべている。
「ほ・ら♪」
目の前に差し出されたのは一冊の革の手帳だった。
「あ! そういえば・・・昨日・・・」
その革の手帳を眺めながら、ランディは記憶の糸をたぐっていた。
昨日、金の曜日、公園で偶然アンジェリークに会って・・・
勇気を出してアンジェリークの誕生日を聞いて・・・
手帳に書き込んで───
その後だ!
たまたま通りかかったオスカー様に呼ばれて、すぐ聖殿に戻ったっけ。
守護聖全員に集合がかけられていて、すぐに陛下のもとに集まったんだ!
「思い出したようね〜」
「はい! でも、どうしてこれをオリヴィエ様が?」
「それは、ヒ・ミ・ツ★
 って言いたいとこだけど♪ さっき公園であのコが必死でアンタを探していてね♪
 理由を聞いたら、昨日からアンタを探し回ってるが、アンタどころか守護聖の誰にも会わないと困っていたのよ★
 ・・・この手帳を返したいってね♪」
「それで、俺のところにわざわざ持ってきてくださったんですね!」
「───まぁ、そういうコ・ト」
「ありがとうございます! オリヴィエ様!」
ランディは素直にお礼を言って、オリヴィエから手帳を受け取った。
「いやぁ、お礼を言うのはこっちの方よ★ ランディ♪」
「・・・・え?」
「アンタの忘れ物を届けに来て、こんな愉快な物が見れるとはねぇ〜」
先ほどランディが飛び上がった拍子に、辺りに散らかったモノを見ながら、オリヴィエは楽しそうに笑い出した。
瞬間、ランディの顔が見る見る間に赤くなる。
「オ、オリヴィエ様っ!!」
「ん〜〜?」
「お願いします! 誰にも言わないでください!」
ランディは散らばったモノを必死で掻き集めながら、オリヴィエにお願いをした。
「お、お願いしますっっ!!!」
「んっふっふっふのふうううう〜ん♪」
オリヴィエの口元がちょっと意地悪そうにそして楽しそうにゆがむ。
「まぁ、アンタの気持ちもわからなくもないけどねぇ〜」
「オリヴィエ様ー」
「ま、風の守護聖とあろうものが、まさか休日に一人で私邸にこもって───」
「わああああああああああっっっ!!!!!」
ランディの絶叫がオリヴィエの言葉をかき消した。
「アタシとしても黙っておきたいんだけどさぁ〜」
「お、お願いしますっっっ!!!」
「───もう遅いかも・・・」
言って、オリヴィエはすっと身体を横にずらした。
「──────あ・・・ああ・・・」
「ランディ様・・・」
あの秘密を見られたことの驚きと背の高いオリヴィエで全く見えなかったのだが、オリヴィエの後ろには、
昨日やっと誕生日を聞きだした少女が立っていたのだ。
「見た───よね?」
こくんと栗色の頭が揺れる。
「ランディ様がまさか──────」
「うわぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああっっっっっ!!!」
アンジェリークの言葉の続きを再び絶叫で遮ったランディ。
オリヴィエにからかわれるのはまだいい。
だけど、だけど、アンジェリークにまで見られるとは─── 
会心の一撃、まさにクリティカルヒット。
恥ずかしさ爆発である。
「ま、まぁ・・・アンジェリークも別にへんだとは・・・思・・わないよね〜?」
「え、ええ・・・そ、そうですね」
「ほら、アンジェもこう言ってることだし★」
「ランディ様、だ、大丈夫ですよぉ!
 私だって小さい時にやっていましたから───
 今はもうやってないです・・・けど」
アンジェリークは頭を抱え込んでのたうち回るランディの近くに落ちていた人形を拾い上げた。
栗色の毛糸のが頭についた女の子の人形と、マントをつけているランディに似ている人形。
人形には、ひらがなで『あんじぇりーく』と『らんでぃ』と書かれた小さな布がついていた。
「ランディ様・・・遊びましょ?」
「アンジェリーク───」
アンジェリークがにっこり笑って人形を操るのを見ながら、夢の守護聖オリヴィエは静かにランディの私邸を後にした。
二人に、楽しい夢の時間が訪れるように、と思いながら───



s_li_w47.gif

3456番をGETしてくださったしらたま様に差し上げたお話です。
リクの内容とは違い、秘密も抑え気味です。
というのは本当はもっとひどい話だったのですが、ランディ様ファンの方に
まぢで怒られそうなので話を変えました。
そのうちお蔵入りになったもっとひどい話をこっそりとどこかにUPしたいと
思っています(爆)


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